kigakuai13 「夏土用」とは？ 〜もっとも体に負担がかかる時期〜
梅雨が明け、夏の太陽が本格的に照りつける頃──
立秋（2025年は8月7日）を迎える直前の約20日間が、
「夏土用（なつどよう）」と呼ばれる特別な期間です。
2025年の夏土用は、【7月19日（金）〜8月7日（木）】までの約20日間。
この“土用”は、春・夏・秋・冬と年に４回、
季節と季節のつなぎ目にあたるタイミングに巡ってくるもので、
自然界では「“気”の流れが不安定になりやすい」とされています。
なかでも夏土用は、
「火の気」と「土の気」が重なることでエネルギーが特に強まり、
気温・湿度ともに極まりやすく、体に”熱”がこもりやすい時期。
そのため、気力・体力・コンディションのバランスを崩しやすく、
私たち一人ひとりが「整える意識」を持つことが大切になってきます。
どんな変化や不調が起きやすい？
この時期は、すべての人に共通して以下のような影響が出やすくなります：
・体が重くなる（熱がこもる、胃腸が弱る、むくみやすい）
・メンタルが不安定に（イライラ・無気力・感情の波）
・思考が鈍る（集中力の低下、判断ミス、やる気の空回り）
・人間関係に違和感（距離感が掴めない、疲れる、誤解）
・新しいことがうまく進まない（契約・告知・販売などのタイミング）
これらの影響を軽減するためにも、
今は“自分の内側”と丁寧に向き合うことがとても大切。
つまり、外へ動くよりも内側を“整える”ことに向いている時期なのです。
夏土用のおすすめの過ごし方
この時期に心がけたいのは、「無理に前へ進もうとしないこと」。
代わりに、次のようなことを意識して過ごしてみてください。
◯生活の“余白”を持つ
→ 予定を詰めすぎず、疲れたら立ち止まる勇気を。
◯食生活・睡眠・呼吸を整える
→ 消化に良い食事、深く睡眠、ゆっくり息を吐く。
◯家の中・心の中を“片づける”
→ 不要なもの・情報・関係性をそっと手放してみる。
◯感情に引っ張られすぎない
→ ネガティブな波は“通り雨”のようなもの。受け流す練習を。
◯書き物・勉強期間にしてみる
→ 日記やブログを書く・読み物に触れる・勉強を始めるなど、
“静かなインプット＆アウトプット”がおすすめです。
最後に：土用は“調整の時間”
「何かしなきゃ」「前に進まなきゃ」と焦るよりも、
内側のリズムを整えることが、結果として前進につながるときです。
焦らず、比べず、自分のペースで。
「立ち止まって整える」ことも、十分に前向きな選択です。
もし、不安や不調を感じる日があっても、
それは“あなたが弱いから”ではなく、自然の流れに沿ったもの。
「ちょっと休もう」「自分の心の声を聴こう」
そんなふうに過ごせる時間こそが、次の季節への“準備”になっていきます。
九星別に見る「夏土用」の影響は？
YouTubeチャンネルでは、
【九星別｜7月の運勢】の中で、夏土用の過ごし方もお話ししています。
ご自身の星に合わせたヒントが欲しい方は、ぜひ参考にしてみてください。
【あなたの星の７月の運勢はこちらから】
それでは、7月後半から始まる「夏土用」も、
焦らず、比べず、自分らしく。
心と体をゆるやかに整えるひとときをお過ごしください──